友だちとドリンクを飲みに出かけた午後、使い捨てのものをいくつ受け取ったか数えてみてください。カップ、ふた、ストロー、持ち帰り用の袋、ときにはトレーまで。手元にあるのはせいぜい数十分で、そのあとはごみになります。うれしいことに、小さな工夫を重ねるだけで、好きな習慣をやめなくても、そのごみをしっかり減らすことができます。
1杯のドリンクから出るごみの正体
持ち帰りのドリンクは、たいてい一つでは済みません。カップとふた、ストロー、袋やトレー、ときには砂糖の袋や小さなスプーンもついてきます。一つひとつは軽く見えても、毎週、毎月と積み重なれば小さな山になります。しかもプラスチックは分解されるまでにとても長い時間がかかり、今日捨てたもののほとんどは、ずっと先まで残り続けます。今住んでいる家に暮らす年月より長いことも珍しくありません。
紙コップも完全な答えとは言えません。多くの紙コップは、水がしみないよう内側にごく薄いコーティング(多くはプラスチック)が施されています。このコーティングのせいで普通の紙のようにはリサイクルしにくく、実際にリサイクルされるかどうかは地域のごみ処理の仕組みしだいです。だから、いちばん確かな方法は、使い捨てを減らして長く使えるものを繰り返し使うことです。
完璧を目指す必要はありません。ドリンクを買うたびに一つか二つ減らすだけでも、1年たてば大きな数字になります。ここからは、手軽なものから少し準備が必要なものまで、5つの小さな方法を紹介します。自分の生活リズムに合うものを選んでみてください。
方法1:店内で陶器やガラスのカップを使う
せっかくお店に入るなら、店内で飲むのがおすすめです。陶器やガラスのカップは洗って何度でも使えるので、1杯ごとにごみが増えることはありません。準備はいらず、少し時間をとるだけなので、いちばん簡単な方法です。
腰を落ち着けるとほかにもいいことがあります。冷たいものは冷たいうちに、温かいものは温かいうちに飲めますし、日差しの中を持ち歩く必要もなく、画面から目を離して15分ほど休めます。通勤途中に急いで飲むことが多い方は、週に2回だけでも座って飲んでみると、きっといい変化になります。

方法2:マイカップを持ち歩く、いちばん投資しがいのある習慣
マイカップを毎日のように使えば、使い捨てカップをとてもたくさん置き換えることができます。長く使うほど価値が増し、環境にとっての意味も大きくなります。だから大切なのは、いちばんおしゃれなカップを買うことではなく、毎日ほんとうに持ち歩けるカップを選ぶことです。
覚えやすく使いやすいカップの選び方は次のとおりです。
- 手になじみ、バッグやリュックのボトルポケットに収まるサイズを選びましょう。
- バイクやバスでよく移動する方は、しっかり閉まるふた付きがおすすめです。
- 厚手のガラス、ステンレス、ふた付きの陶器など、どれでも使いやすくて長く続けられれば大丈夫です。
- 使うたびにぬるま湯と食器用洗剤で洗い、しっかり乾かしてからふたを閉めると、においがつきません。
- 家の鍵のそばやノートパソコンのバッグの中など、目につく場所に置いておきましょう。
お客さまのカップにそのまま注いでくれるお店もあり、ちょっとした特典を用意しているところもあります。注文の前にスタッフに聞いてみてください。Nhà An もこれを応援しています。マイカップを持参したお客さまには、ささやかな特典をご用意する予定で、詳細はオープン時にお知らせします。
続きを読むマイカップでお茶を楽しむ話をもっと読む方法3:マイストロー、またはストローなしで
ストローは小さくて軽く、使うのはたいてい数分です。軽すぎるため、風や水に流されてごみ箱の外へ出てしまいやすいのも悩みどころです。減らし方は二つ。必要ないときは使わないか、自分のストローを持ち歩くかです。
繰り返し使えるストローには、竹、ステンレス、ガラス、シリコンなどがあります。それぞれ持ち味が違うので、よく頼むドリンクに合わせて選びましょう。細めのストローはコーヒー向き、太めのものはタピオカ入りミルクティーやスムージー向きです。中を洗う小さなブラシも一緒に買い、しっかり乾かしてからしまうのを忘れずに。
飲み口が開いているふた付きのカップなら、ストローなしでそのまま飲めることが多いです。飲み口が開かないカップなら、紙ストローが妥当な代わりになります。長く浸けておくとふにゃっとしてしまうこともありますが。Nhà An では、持ち帰りのドリンクに使い捨てのプラスチックではなく、紙のカップと紙ストローを使う予定です。
方法4:レジ袋や余分なものは断る
レジ袋は何気なく受け取りがちですが、使うのはたいてい数分歩く間だけです。持つのが一つか二つのカップなら、「袋はいりません」とスタッフにやさしく伝えましょう。たくさん運ぶときは、リュックに小さくたためる布バッグを入れておけば、買い物にもドリンクにも使えます。
フードデリバリーアプリで注文するときは、ストロー、スプーン、お箸などのカトラリーを断れる設定があるアプリもあります。家や職場にすでにあるなら、その項目を選ぶか、お店にメモを残しましょう。ほんの一手間ですが、積み重なればプラスチックのごみがかなり減ります。
カウンターでは、次の短い三言が丁寧で、とても効果的です。
- 「袋はいりません。自分で持てます。」
- 「ストローは大丈夫です。ありがとうございます。」
- 「持ってきたカップに入れてもらえますか?」
方法5:まとめて注文し、紙の包装のお店を選ぶ
4人のグループが別々に4件注文すると、袋が4つ、ストローが4本、ときには配達も4回になります。1件にまとめれば、袋もトレーも一つで済み、移動も少なくなります。職場なら、午後の休憩時間に代表の1人がまとめて注文するのがおすすめです。
持ち帰りが必要なときは、紙の包装を使い、使い捨てのプラスチックが少ないお店を選ぶのも一つの方法です。そうした選択は、お客さまがこの問題に関心をもっているという、お店へのやさしいメッセージになります。とはいえ、何かの事情で持ち帰り用カップを受け取らざるをえなかったときに、あまり気に病む必要はありません。大切なのは、たいていの日にできる習慣であって、毎回の完璧さではありません。

まずは一つから。Nhà An も初日から一緒に
サステナブルな暮らしは、だれがいちばん上手にできるかを競うものだと誤解されがちで、そのプレッシャーのせいで早々にやめてしまう人も多いものです。長続きするのは、自分に合うことを一つ選んで続け、そのあとで少しずつ増やしていく方法です。マイカップから始める人も、レジ袋を断ることから始める人も、ただお店でゆっくり過ごす時間を増やすだけの人もいます。どれも立派な一歩で、いちばんエコなのは、すでに持っていて、いま使っているものです。
Nhà An はまだオープンの準備中なので、ごみ削減の数字はお見せできません。ただ、私たちが選んだ方向ははっきりお伝えできます。持ち帰りのドリンクは紙のカップと紙ストローを使うこと、マイカップ持参のお客さまにはささやかな特典で習慣を応援すること、紙の包装を優先して使い捨てのプラスチックを控えることです。店内では、陶器やガラスのカップで腰を落ち着けて楽しんでいただく予定で、詳細はすべてオープン時にお知らせします。

ごみを減らすコツやもっといいアイデアがあれば、ぜひ Nhà An にお寄せください。最初の店舗から一緒に試していきます。
続きを読むNhà An のサステナブルな取り組みを見る
